
ミャンマー×日本の国際結婚|文化の違いや必要な手続き
「外国の方との結婚を考えているけど、手続きはどうすればいいの?」
「ミャンマー人女性とお付き合いしているけど、文化や価値観の違いを知りたい」
外国の方と結婚したいと思った際に、選択肢として上がることが多い国際結婚ですが、その具体的な手続きが分からないという方もいるのではないでしょうか。
特に、ミャンマーと日本では、結婚に対する考え方や手続きが異なるため、事前にしっかりと理解しておくことが大切です。
しかし、結婚には単に文化の違いを受け入れるだけでなく、法律的な手続きやビザの取得などの課題もあります。
この記事では、ミャンマー人との国際結婚を考えている方のために、文化や結婚手続きの流れなどについて詳しく解説します。
1.日本とは違うミャンマーの文化
ミャンマーと日本はアジアの国同士ですが、実は文化や価値観には大きな違いがあります。
ここでは、日本とは異なるミャンマーの文化の特徴について詳しく解説します。
- 家族とのつながりが深い
- 仏教が深く根付く文化
- 食文化や生活習慣
特に結婚を考えるうえで、相手の国の文化を理解することは円満な結婚生活の第一歩になるため、しっかりと理解しておきましょう。
(1)家族とのつながりが強い
ミャンマーでは家族の結びつきが非常に強く、親や兄弟、親戚との関係を大切にしています。
日本では結婚すると夫婦単位での生活が一般的ですが、ミャンマーでは親と同居するケースも珍しくありません。
特に、親の面倒をみることは子どもの重要な役割とされており、結婚後も親族との交流が頻繁に行われます。
また、家族の意向が結婚に影響を与えることも多く、相手の家族との関係を良好に保つことが大切です。
(2)仏教が深く根付く文化
ミャンマーは国民の約9割が仏教徒であり、仏教の教えが日常生活や価値観に大きな影響を与えています。
例えば、男性は20歳になる前に1度僧侶として修行する習慣があり、結婚してからも宗教行事への参加が求められることがあります。
もっとも、男性だけでなく女性も尼さんとして僧侶と同じような修行をする方も多くいらっしゃいます。
また、ミャンマーには「徳を積む」という考え方が浸透しており、寄付やボランティア活動を行うことが一般的です。
(3)食文化や生活習慣
日本の食文化とは異なり、ミャンマーはインドや中国などの隣国の影響を受けた料理が多く存在します。
代表的な料理には「モヒンガー」や「シャン・カオスエ」、「ヒン」などがあります。
また、食事の際には手で食べる習慣があり、家庭では食卓を囲んで家族みんなで食べるのが一般的です。
2.ミャンマー人女性の特徴|日本人との相性は?
ミャンマー人女性は、その温厚な性格や貞操観念の高さなど、日本人との相性が良いと言われています。
ここでは、ミャンマー人女性の主な特徴と、日本人との相性について詳しく解説します。
- 温厚な性格
- 貞操観念が高い
- 日本語を習得しやすい
順に見ていきましょう。
(1)温厚な性格
ミャンマー人女性は、非常に温厚で優しい性格の人が多いと言われています。
先述したように、ミャンマーは仏教国であり、ミャンマー人の約9割が仏教徒です。
仏教の教えにもとづいた「慈悲」や「忍耐」を大切にする文化が根付いており、怒りを表に出すことは良くないこととされています。
そのため、感情的になることが少なく、怒りを全面的に出すこともほとんどありません。
また、上述したように家族や地域社会とのつながりを大切にするため、協調性が高く、争いを避ける傾向にあります。
ミャンマー人女性は、日本人男性が求める「穏やかな結婚生活」を築くのに適しており、相性が良いポイントの1つです。
(2)貞操観念が高い
ミャンマー人女性は、一般的に貞操観念が高い傾向にあります。
従来は「結婚するまで性交渉をしない」ことを貞操観念が高いと表現していましたが、現代では「1人のパートナーを大切にし、軽率な関係を持たない」ことも含めて評価されるようになっています。
ミャンマー人女性は、恋愛に対して素直で真面目な価値観を持っている方が多く、特に「初めて付き合った相手と結婚する」という考え方が根付いており、1度結ばれた相手には誠実に添い遂げようとする傾向があります。
また、お試し感覚で交際したり、体の関係を目的とした恋愛をしないのもミャンマー人女性の魅力の1つです。
ミャンマー人女性の誠実な姿勢は、日本人男性が求める「真剣な交際」や「安定した結婚生活」と相性が良いと言えるでしょう。
(3)日本語を習得しやすい
ミャンマー人は日本語を習得しやすいと言われています。
ミャンマー語と日本語は、語順や発音に共通点が多く、文法の面で学びやすいです。
またミャンマーには、日本文化に興味を持つ人が多く、日本のアニメやゲーム、ドラマを通じて言語を学ぶことも多々あります。
言葉の壁が少ないため、日本人とのコミュニケーションが円滑になり、関係を深めやすいとされています。
3.ミャンマーと日本の結婚手続きの流れ
ミャンマー人と日本人が結婚する場合、両国での手続きを正しく行う必要があります。
ここでは、ミャンマーと日本での結婚手続きの流れを詳しく解説します。
- ミャンマーでの結婚手続き
- 日本での婚姻届提出方法
- どちらの国で先に手続きするべきか
それぞれ見ていきましょう。
(1)ミャンマーで先に結婚手続きを行う場合
ミャンマー人と国際結婚の手続きをする場合、ミャンマーで先に婚姻手続きをする方法を詳しく見ていきましょう。
全体の流れは以下の通りです。
- 日本人が婚姻要件具備証明書を取得(ミャンマーの日本大使館)
- ミャンマーの裁判所で婚姻証明書を発行
- ミャンマーの日本大使館で結婚手続きを実施
#1:日本人が婚姻要件具備証明書を取得(ミャンマーの日本大使館)
ミャンマーで婚姻手続きを進めるには、日本人側が婚姻要件具備証明書を取得する必要があります。
この証明書は、日本人が法律上結婚できることを証明するものです。
婚姻要件具備証明書の申請を行う際に必要な書類は、以下の通りです。
- 申請書(大使館の窓口で入手可能)
- パスポート
- 戸籍謄本
日本大使館で申請し、必要書類がそろっていれば証明書が発行されます。
#2:ミャンマーの裁判所で婚姻証明書を発行
ミャンマー方式で国際結婚を行う場合、地方裁判所で婚姻誓約書を交換し、正式な結婚手続きを進めます。
- 裁判官の面前で婚姻誓約書を交換する(結婚の意思を確認)
- 裁判官が婚姻誓約書に署名する
- 正式な結婚証明書が発行される
- 日本人・ミャンマー人がそれぞれ1通ずつ記入する
- 公証弁護士のサインが必要
- ミャンマー国内で販売されているものを使用
#3:ミャンマーの日本大使館で結婚手続きを実施
ミャンマーでの婚姻手続きが完了したら、日本へ婚姻届の提出をします。
届出先はミャンマー国内なら在ミャンマー日本大使館、日本国内なら市区町村役場です。
婚姻証明書が発行されてから3か月以内に手続きを済ませる必要があります。
下記の書類が必要になるため、事前に準備しておきましょう。
- 日本人の方が用意する書類
- 婚姻届け
- 身分証明書
- 戸籍謄本
- ミャンマー人の方が用意する書類
- パスポートまたは国民登録書
- 婚姻証明書
- 上記の日本語翻訳
個人届と必要書類提出後、1~2か月後に婚姻の事実が戸籍謄本に反映されます。
日本に帰国予定の方は、日本の役所で婚姻届を提出すると、約1週間で戸籍謄本に反映されます。
(2)日本で先に結婚手続きを行う場合
ミャンマー人と日本人が結婚する際、日本で先に婚姻手続きを進める方法について解説します。
全体の流れは以下の通りです。
- 日本の市区町村役場で婚姻届を提出
- ミャンマー大使館または関係機関で婚姻証明書を取得
- ミャンマー側で婚姻手続きを行う
#1:日本の市区町村役場で婚姻届を提出
日本国内で結婚を成立させるには、市区町村役場で婚姻届を提出する必要があります。
日本人が用意するもの
- 婚姻届
- 戸籍謄本(本籍地以外で手続きする場合)
- 身分証明書(運転免許証・パスポートなど)
ミャンマー人が用意するもの
- パスポートまたは在留カード
- 出生証明書(英訳が必要)
- 婚姻要件具備証明書(ミャンマー大使館で取得)
- 日本語訳文(翻訳者の署名が必要)
- 市区町村役場に必要書類を提出
- 書類審査が行われ、問題がなければ婚姻届が受理される
- 1週間~1か月後に日本人の戸籍に「外国人配偶者との婚姻」が記載される
- ミャンマー人配偶者が日本に在留していない場合は、日本の役所での手続き前に婚姻要件具備証明書をミャンマーで取得する必要があります。
- 日本側で結婚が成立しても、ミャンマーでは自動的に認められないため、ミャンマー側での手続きが別途必要です。
#2:ミャンマー大使館または関係機関で婚姻証明書を取得
日本で婚姻手続きが完了したら、ミャンマー政府に結婚を報告し、正式に認めてもらう必要があります。
そのため、ミャンマー大使館またはミャンマー政府機関で婚姻証明書を発行してもらいましょう。
- 日本の役所で発行された婚姻届受理証明書
- 日本の戸籍謄本(ミャンマー側に婚姻を証明するため)
- 婚姻届の英訳・ミャンマー語訳
もっとも、ミャンマーでは地方自治体ごとに手続きが異なるため、事前にミャンマー大使館や現地の役所に確認しておくことでスムーズに手続きができます。
#3:ミャンマー側で婚姻手続きを行う
日本での婚姻が成立した後、ミャンマーの関係機関に届け出を行い、婚姻が公式に認められるように手続きを進めます。
- ミャンマーの地方裁判所に婚姻証明書を提出
- 裁判所で婚姻の登録が行われ、正式に結婚が認められる
- ミャンマー政府発行の婚姻証明書を受け取る
まとめ
ミャンマー人と日本人の国際結婚は、文化や手続きの違いを理解し、適切に進めることでスムーズに進行できます。
日本とミャンマーでは婚姻手続きの方法が異なり、どちらの国で先に手続きを行うかによって流れが変わるため、事前に確認しておくことが重要です。
もっとも、ミャンマー以外にも東南アジアの国々では日本人との国際結婚が増えており、特にタイも人気の国の1つです。
ミャンマーと同様に、タイにも仏教文化が根付いており、温厚で家庭的な女性が多いことで知られています。
国際結婚を考える際は、ミャンマーだけでなく、他の国の文化や手続きも比較しながら、自分たちに合った方法を選ぶのも良いでしょう。
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